授業レポート

若葉
若葉

起農みらい塾レポート No.08
「活動報告会」に向けて準備をしました。

日時:2023年11月4日(土)10:30~15:30
会場:イノーベーション・ハブ・ひろしまCamps

発表用の模造紙づくりにも、成長の跡がうかがえる。

発表用の模造紙づくりにも、成長の跡がうかがえる。

次回はこれまで学んだことをふりかえり、保護者の前で発表する『活動報告会』があります。今日はその準備のための1日です。"がんばったこと・達成できたこと"、"難しかったこと"、"この経験を活かすには"に加え、来年入塾する後輩に向け"3期生へのメッセージ"の4つのポイントに沿って、一人ひとりシートに記入しました。

保護者の前で発表する『活動報告会』があり、今日はその準備のための1日です。

その後、シートを元に発表用の模造紙に書き込んでいきます。毎回授業でグループワークを行なっているので意見やアイデアを出し合いまとめる、表現するといった力は自然と身についています。

発表用の模造紙にシートの内容を書き込んでいきます。意見やアイデアを出し合います。みんなで作業すすめていきます。全体構成とレイアウトを考えながら、伝えたい内容を鉛筆で下書き。読みやすいように丁寧に清書し、マーカーで色を塗ったり、イラストを描いたり、チームごとに見せ方の工夫を凝らしています。

全体構成とレイアウトを考えながら、伝えたい内容を鉛筆で下書き。読みやすいように丁寧に清書し、マーカーで色を塗ったり、イラストを描いたり、チームごとに見せ方の工夫を凝らしています。作業は順調に進み、すべてのチームが完成間近です。

将来の夢を想い描く、未来に向き合う貴重な時間。

将来の夢を想い描く、未来に向き合う貴重な時間。

子どもたちに、『ジブンの仕事物語』というシートが配られました。
「自分の未来を想像しながら、書き込んでください。夢を文字にすると、実現に近づきます!」
大野先生はチーム発表とは別に、自分の夢について語る個人発表があることを説明し、そのための準備を促しました。
自分が25歳になったとき、どこでどんな仕事をして、何を一生懸命頑張っているのか、年収はいくらなのかなど具体的に書き込むようになっています。
迷いなく書き始める子、悩み考え込む子、個人によって差はありますが、みんな夢にしっかりと向き合う貴重な時間になったようです。将来の想い描くストーリーが完成し、次回の授業の見せ場としてとても楽しみです。

大野先生はチーム発表とは別に、自分の夢について語る個人発表があることを説明し、そのための準備を促しました。大野先生から、発表に役立つプレゼンテーションの極意について教わりました。

大野先生から、発表に役立つプレゼンテーションの極意について教わりました。
プレゼンの語源はラテン語で、言葉を紐解くと"pre"は前に、"sent"は存在、"ation"はすること、という意味です。前に出ている、立っていることだけでプレゼンテーションになりますが、言葉やジェスチャー、写真・資料などを組み合わせて伝えたいことを表現します。

どうすれば心が動くのか、大野先生はプレゼンの3つの魔法を子どもたちに伝授しました。

続いてプレゼンの目的についての話が始まりました。
「目的は相手の心を動かすことです。そうすれば、お金・モノ・情報すべてが手に入りやすくなります。これは大人になったとき、特にビジネスにおいてとても重要です」
さらに、どうすれば心が動くのか、大野先生はプレゼンの3つの魔法を子どもたちに伝授しました。
「ポイントは、目、口、笑顔。相手をしっかり見ながら、笑顔で大きな声を出してしゃべりましょう!」
子どもたちは授かった魔法を意識し、チームでの練習を始めました。お母さんやお父さんの心を動かすプレゼンが期待できそうです。

リハーサルでのアドバイスを活かし、次回本番に臨む。

リハーサルでのアドバイスを活かし、次回本番に臨む。

発表のリハーサルの時間です。チームの持ち時間は10分、その中に収まるようにします。
大野先生は聞くことの大切さにふれました。
「他のチームが発表しているときに聞くことも勉強です。どのように発表しているのか、工夫しているのか、自分だったらどうするかを考えてみましょう」
発表後には、各チームに対して先生たちのアドバイスもあるようです。

トップバッターの発表です。みんなの前に立って姿勢を正し、模造紙を広げてのスピーチは本番さながら。
チーム内の連携がうまくいかず、余計な間が入っているのが目立ちました。また、時間を余して、伝えきれていない印象でした。
次のようなアドバイスがありました。
「目線が模造紙に向かい過ぎです。聞きに来られるお母さんお父さんの方を見てほしいです。今よりも大きな声を出すようにしてね」
自分では気づかない点を指摘してもらえるのは、いい勉強です。

いよいよ発表です。

続いてのチームは、淡々と発表しました。
「手元の原稿に集中し過ぎてしゃべると、聞いてくれる人の顔を見られません。覚えるのが理想ですが、間違ってもいいから、前を向いて笑顔で堂々と話してください」
プレゼンの3つの魔法を意識してほしいとのアドバイスでした。

3番目のチームは、笑顔いっぱいのプレゼンでした。
「今まで発表してきたチームのアドバイスを活かしたプレゼンができていました。模造紙に書いていないことをプラスして説明したり、自分の感想を盛り込んでいるのがよかったです」

4番目のチームは、台本に沿った滑らかな進行でした。
「声が大きく滑舌がよくて、言いたいことがきちんと伝わってきました。仲間との連携がうまくとれて、聞いていて気持ちよかったです」

リハーサルの時間、ラストのチームです。終始緊張していましたが、いい面も見られました。
「仲間がしゃべっているときも、見られていることを意識して前を向いているのがよかったです」
「短くまとめてわかりやすかったです。内容を深掘りしたり、体験したエピソードを加えるともっとよくなります」
各チームがアドバイスを受け、授業終了までの残り30分間は、プレゼンの構成・演出を含め内容をブラッシュアップする時間に割り当てられました。指摘されたことをチーム内で共有し、繰り返し練習していました。

第8回の記念撮影です。

次回は「起農みらい塾」第2期生のカリキュラム最終回、活動報告会と修了式です。巣立ちの日にふさわしいレベルアップした発表への期待が高まります。

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