授業レポート

若葉
若葉

起農みらい塾レポート No.04
商品企画の授業で、お弁当の材料や収支、商品名を考えました。

日時:2023年9月9日(土)10:30~16:30
会場:イノーベーション・ハブ・ひろしまCamps

商品の材料選びは、コストに配慮し、お客さん目線を第一に。

販売活動に向けて、まず、現場の産直市を知ることから。

「今日は、販売活動の成功のカギを握る、とても大事な授業です!お弁当の中身や値段、商品名、売り方を決めていきます!」
続けて豊永先生は、子どもたちの興味をそそる質問をしました。
「みんな、いくら稼ぎたい?」
昨年の販売活動では、1人あたりの利益が1,100円でした。
「去年より多く稼ぎたい!」
教室に子どもたちの大きな声が響き、2倍の2,000円を目標に、20人の塾生で合計40,000円の利益を意識しながら授業を進めることになりました。

売場には強者揃い、ライバル商品をチェック。売場では、どこに何を売っているのか、並べ方はどうなっているのか、子どもたちは、山里先生の話を一生懸命聞き、メモをとりながら回りました。売場では、どこに何を売っているのか、並べ方はどうなっているのか、子どもたちは、山里先生の話を一生懸命聞き、メモをとりながら回りました。

最初に材料の相場を知るために、焼肉弁当のメイン食材、広島和牛ブランドの『元就』やお米の『せらにし あきさかり』、パッケージについてもパソコンを使ってリサーチ。一般的な値段を把握した上で、実際に販売するお弁当の中身を考えます。

楽しみにしていた餌やり体験

ポイントは3つです。
①お肉は、バラ肉とこま切れ肉のどちらにするか?
②添え物は、キムチと広島菜漬のどちらにするか?
③容器は、箱型と丼型のどちらにするか?

小林先生への質問コーナー小林先生への質問コーナー

儲けを多くするには、材料費を低く設定する必要がありますが、容器代を節約して安っぽい容器にすると、高級感がそこなわれます。材料の特徴と仕入れ値とのバランスに気づかいながら選びました。

みんな、堆肥の温度と感触を確かめることができました

材料費を抑えようと、すべて安い方を選んだチーム。2種類の肉を使ってハーフ&ハーフで提供したいというアイデアも出ました。食べやすさや持ちやすさ、辛いものが苦手でも食べられるなど、お客さん目線で考えつつ、コスパのよさで決定。お肉はこま切れ肉、添え物は広島菜漬、容器は丼型になりました。

みんな、堆肥の温度と感触を確かめることができました

また、この度の販売活動には、広島和牛やお米の美味しさを多くの人に味わってほしいという目的もあるため、焼肉弁当に比べ手頃な価格のおむすびもいっしょに販売することになりました。具材は焼肉弁当と同じこま切れ肉を使い、外側を広島菜で巻きます。これで2種類の商品の中身が決定しました。

チーム内で意見交換、仲間と考え、楽しみながらビジネスの仕組みを学ぶ。

広島和牛についてのワークショップ

商品の中身を決めた後、子どもの感想はさまざまでした。
「儲けや値段を考えながら材料を決めていくのが楽しかった。豊永先生は優しいし、説明も上手いし、わかりやすかった。チーム内でいろんな意見がでたけど、理由を聞いたり、多数決にしたり、大学生の先生がまとめてくれた。最終的に自分のチームの意見が通ったし、うれしかった!」

広島和牛についてのワークショップ

「どうすれば儲けられるのか、どのくらい利益がでるのか考えている途中、ずっとニヤニヤがとまりませんでした。今から販売するのが楽しみです!」

広島和牛についてのワークショップ

「最初はバラ肉に賛成だったけど、冷めると硬くなるって聞いて、それだと美味しくなさそうと思ってこま切れ肉にした。キムチは好きだけど、辛いし、子どもやお年寄りの人にも食べてほしいので広島菜漬にした。みんなで考えるのは楽しいし、この前、塾のことを友達にも教えてあげた」

「午後の授業は値段を決めたり、名前を考えたりするので、できるかどうかちょっとドキドキする」

大学生スタッフの話も聞けました。
「難しい計算をがんばる姿を見てうれしかったですし、きちんと話し合いのルールを守っていて感心しました。みんなが一斉に1台のパソコンに集まって、検索する順番の取り合いになることもありました。そんなときも、子ども同士のコミュニケーションがうまくいくように、私が間に入ってまとめ役になれるようにしたいです。子どもたちが理解できる伝え方に苦労することもありますが、やりがいを感じています」

目標の利益を意識して、最適な売値や販売個数を導き出す。

広島和牛についてのワークショップ広島和牛についてのワークショップ

午後は商品の収支を考える時間からスタート。
「焼肉弁当とおむすびそれぞれ、1個作るのにいくらかかるか、原価を計算してみてください」
豊永先生は、材料費や容器代だけでなく、調理費を含めて計算するように促しました。
子どもたちは電卓を使ってチャレンジ、みんな大正解でした。

広島和牛についてのワークショップ広島和牛についてのワークショップ

チームごとに、焼肉弁当とおむすびの売値をいくらに設定して、何個売れば、最終的な利益が40,000円以上になるか、試算しました。
前回授業のとれたて元気市でヒアリングした、お客さんのアンケートが参考になります。

広島和牛についてのワークショップ

売値、1個あたりの利益、販売個数、総利益を次々と発表していきました。
お弁当は800円~1,200円、おむすびは350円~500円まで売値に幅がありました。
安い値段に設定してたくさん売りたいチーム、その逆もありました。でも、すべてのチームが全部売り切ると目標の利益、40,000円をクリアできる試算です。

広島和牛についてのワークショップ

売れないと食材がムダになり、お金も入ってきません。とれたて元気市で実際売っているお弁当の販売状況を考えて、焼肉弁当は1,000円で50個販売、おむすびは450円で70個販売する計画を立てました。

ネーミングや販促ツールの発表で見せた発想力。

広島和牛についてのワークショップ

商品のネーミングです。短く覚えやすく、15文字以内というルールの中で、名前を聞いて商品をイメージできるかがポイントになります。

ユニークで魅力的なネーミング案が飛び出しました。
焼肉弁当は
A『今日だけ!元就牛の牛丼』
B『もう~手がとまらん 元就丼』
C『うまいけん!!焼肉弁当』
D『ジューシー広島和牛丼』
E『広島生まれ和牛の宝箱』
すべて商品名として採用したいほど。みんなのアイデアを元に練り直して、『ぶちうまい!広島和牛の宝箱』に決まりました。

おむすびの案はこの5つ。
A『ギュウギュウ広島菜ライスボール』
B『葉となぞに包まれたライスボール』
C『広島づくし!のほうせきボール』
D『広島菜牛ギュウライスボール』
E『まじでうまい!和牛おにぎり』
こちらは多数決で『まじでうまい!和牛おにぎり』に決定!

広島和牛についてのワークショップ

次は販促ツールを考えます。売るための方法、必要なもののアイデアを出し合いました。テント用のプレート看板、スタンド看板、メガホン、チラシ、ポスター、メニュー表、POP、商品説明カード、店内放送など。
「牛のイラストを描きたい!」
「4コマ漫画を入れたい!」
「PR動画を流せばいいと思う!」
さまざまなアイデアがありました。
必要なツールが出揃い、グループでの役割分担も完了。

広島和牛についてのワークショップ

授業も終わり、今日はいつもより頭を使って少しお疲れ気味でしたが、みんなお楽しみの販売活動に向けて、いいスタートが切れたようです。

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